PTA会長就任の挨拶やスピーチに使える言... | 挨拶やスピーチに使える季語・時候の言葉の例文や手紙・メール・季節に使えるPTAの文例

PTA会長就任の挨拶で必要なことは、学校をより良くしたいというあなたの気持ちです。その気持ちさえしっかりしていれば形式や敬語に拘る必要もありません。もちろんあって損をすることはありませんが、過剰に形式に拘って文章が硬いものになってしまっては意味がないのです。PTA会長とは学校を支える仕事の一つですから、就任の挨拶ではその気持ちを述べる事がまず大事と言えます。良くしたい気持ちを具体的に述べるだけでも好印象です。

PTA会長就任の挨拶の書き出しでは、まず自己紹介から始めましょう。本年度のPTA会長になりました何何と申しますという例文で始めるのが基本です。また、就任の挨拶はPTA総会等の場で行われることが多いので、会員や役員の皆さんに対して、本日はお集まりいただきありがとうございますというお礼の言葉を添えましょう。その上で、PTA会長として学校をどうしたいのか、自分が行いたいことやPTAの皆さんに協力してほしいことを続けます。

スピーチの場合、始めて役職に就く場合は慣れていない事もありますが、短くなってしまっても伝えたい事だけはしっかり伝えましょう。自分が会長として行いたい具体的な案に加え、同じく本年度の役員についたメンバーや先生方と頑張りたいという言葉も添えると良いでしょう。役員は初であることや緊張していることを踏まえ、サポートをお願いしたいという投げかけで始めるのも効果的です。協力を求める際は上からの視点にならないように注意しましょう。

手紙で挨拶を述べる場合は、冒頭に拝啓などの頭語を用いて書き出します。親しい間柄の方に対しては不要ですが、PTA会長就任の挨拶として礼儀を弁えた文章を作ったり、個別に送付するのではなく父兄全員に対して送付する場合は必ず付けてください。必要に応じて時候の挨拶も述べるとより丁寧です。その上で本題となる就任の挨拶となります。抱負に加え、前年度会長の推薦など、就任の経緯について触れると親しみやすい文章になります。

挨拶の場合は皆さんこんにちはと普段同様の挨拶から始め、参加者の気持ちを解すようにすると好感をもたれます。また遠くの席の方に対して声は聞こえていますかと投げかけるなど、配慮する言葉も適しています。特に皆の前で挨拶を述べる機会がこれまでなかった方は声量が小さい可能性もありますから、マイクなしの場合は特に気をつけてください。その上で、お忙しい中お集まりいただきありがとうございますと感謝の気持ちを続けましょう。

メールの場合も書き出しは手紙と同様に、頭語で始めます。また文章ですので、例えばお忙しい中という言葉をご多忙な中と置き換えるなど、一部の話し言葉は読んで理解しやすい文章に変換しましょう。PTA会長になりました何何と申しますとの自己紹介の前後に、就任の挨拶として一筆認めさせていただきましたと断り書きを入れましょう。本文では自分の抱負を述べるのが一般的ですが、前年度の役員の様子などを引き合いに出し、見習いたいなどの言葉にするのも良いです。

頭語に加え、時候の挨拶で書き出しをするのがビジネス文書です。親しい相手が含まれていても、書式を守って作成する必要があります。手紙やメールなどでは、抱負とともに、就任を受けた経緯なども書くと親しみが感じられますが、ビジネス文書では簡潔さと形式が求められます。スピーチとは異なり文量に制限はありませんが、あまりに長い挨拶も好まれませんので子供たちの為に頑張りたいという抱負や、その為に皆さんの協力が不可欠などまとまりのある文章にします。

就任して初めての挨拶となりますので、自己紹介は必須です。司会進行の方から、会長の何何様と名指しを受けていたとしても、出だしで指名を受けました何何ですと改めて名乗り、皆さんに覚えてもらいましょう。総会などで挨拶をする場合は、忙しい合間を縫って参加してくれたことに対して感謝の気持ちを述べる事も大事です。その上で本題として会長として行いたい抱負を述べましょう。自分が行いたいことではなく、他の役員や教員、父兄の方々に協力も求めましょう。

基本的にPTA会長は1年で代替わりします。ですから本年度あるいはこの1年よろしくお願いしますという言葉で締めくくりましょう。抱負をいくつか述べた後で、これらの活動には皆様のご協力が不可欠です、ご協力をよろしくお願いしますと訴えかける結びも良いでしょう。自分だけで何でもやってしまうのではなく、自分一人ではできないことも多いから協力してほしいというように、低姿勢の言葉で締めましょう。会長だから偉いと思わせるような内容はいけません。

スピーチの結びは、PTA会長としての役割はもちろんあるけれど、それはあくまでPTA全体を取りまとめる立場であり、意見や活動は他の父兄の意見も取り入れるなど、平等な立場で協力を仰ぎたいという主旨にすると良いでしょう。抱負でこういう学校にしたいと述べたとしても、その為にどういうことをすれば良いのか、あるいは反対意見があれば遠慮なく発言して欲しいという文章が適しています。自分が正しいとは限らないので、よりよくするための協力を求める結びです。

手紙の場合は、PTAの活動目的や前任者の行動など詳細を述べる事も可能ですから、それを踏まえて本年度も同じように、或いはそれ以上にしていきたいと抱負を述べ、前年度と変わらない協力をお願いしたいと結ぶ形が良いでしょう。至らない点も多々あるかもしれませんが、任期であるこの1年を精一杯行いますのでどうぞご支援をお願い致しますという例文が適しています。また頭語を入れた場合は結語を末尾に入れる事を忘れないで下さい。

挨拶でも任期中、父兄の方々の協力や支援を頼む発言で結ぶと良いです。協力を求める理由として自分には荷が重いという言葉を入れるのは良いですが、あまり入れすぎるとかえって不安を抱かれてしまいますので、学校のためや子供たちのためにという言葉と置き換えるのも良いでしょう。また単に協力を求める結びではなく、先に挙げた抱負や前年度の活動を踏まえ、今年はこうしたいが具体的に何がよいかと、どんな意見を求めているのかを明らかにするのも効果的です。

メールの結びも、書き出しで頭語を用いている場合は結語を用います。拝啓であれば敬具などが該当しますので、適宜ふさわしい言葉を調べて書きましょう。抱負を述べて協力を求める結びが良いですが、父兄への投げかけには支援や協力の他にお力添えなどの言葉もあるので、自分に適した言葉に変えるだけでも独自性が出るでしょう。また前年度の活動および前任者の功績に関して末尾で触れ、その成果を損なうことないように本年度を努めたいという結びも良いです。

ビジネス文書の場合も、頭語と結語の形式は必須です。メールや手紙以上に形式が求められるので、敬語にも注意して執筆しましょう。具体的な例文としては、この1年一意専心努力させていただきますという抱負でのまとめや、皆様のご支援をお願いいたしまして、挨拶とさせていただきますと、解りやすく文章を締める方法もあります。また自分が頑張るというよりは、皆様のお力をお借りして頑張るという低い姿勢での結びも好感が持てるでしょう。

挨拶の結びでは、これから頑張るという意思を伝えると効果的です。自分が会長として努力しますという抱負はもちろん、皆様のご協力をお願いしますと支援を求める結びも良いです。総会などでは会長の挨拶の後に議論の場を設けている場合が多いので、本日はこのテーマで話をしたいと思っておりますのでご意見をよろしくお願いしますと、挨拶の結びで議論のテーマやそこで発言してほしいことなどを述べ、短い時間でも発言したいことについて考えてもらうのも有効です。

PTA会長就任の挨拶では、主に自己紹介と会長としての抱負の2点に分かれます。1年間会長として活動をするのですから、PTA会員である父兄の方々にしっかりと名前を覚えてもらいましょう。司会者から会長の何何様、お願いしますと名指しされた場合でも、きちんと自己紹介して下さい。次に会長として任期中の抱負を述べましょう。最も大事なのは学校をより良くしたいという気持ちです。その気持ちを前面に出すことが重要なので、熟語表現など文章の形式に拘りすぎないように注意しましょう。特に始めて役職に就いた場合は、格式張った言葉でまとめるとかえって話しにくくなってしまいます。短くても自分の言葉で話しましょう。 内容では、前年度の会長や役員の活動を挙げて、良い活動に感謝していることや、本年度も前年を見習って良い活動を行っていきたいとまとめるのも効果的です。具体的な目標が決まっていない、何を挙げれば良いかわからない時に適しています。また自分だけが頑張るという発言に終始するのではなく、副会長をはじめとする他の役員やPTA会員全体、また教師など学校関係者を含めて、ともに協力し合って活動したい、至らない部分は指摘して欲しいという姿勢も大事です。