幼稚園入園式の挨拶やスピーチに使える言葉... | 挨拶やスピーチに使える季語・時候の言葉の例文や手紙・メール・季節に使えるPTAの文例

幼稚園入園式の挨拶のポイントは、わかりやすい言葉で、短い時間でシンプルに、ユーモアをまじえて、この３つが大切です。実際に挨拶の内容を理解するのは大人である保護者の方々ではありますが、最も大切なのは子供たちを飽きさせないことです。お父さんお母さんたち心の中は、我が子が入園する幼稚園への期待と不安が共存しています。だらこそ、格式ばったスピーチではなく、子供たちが楽しく着席していられる空間づくりが重要なのです。

幼稚園入園式の挨拶には、様々なスタイルがあります。舞台上で直接入園児たちに語りかけるスピーチに、書面として式典の案内とともに出される手紙や、園関係者からの挨拶として送られる手紙など。言葉であれ活字であれ、いずれもお祝いの言葉と共に、季節的な要素をもりこむことが一般的です。入園式が行われる季節は４月。春は、様々な花の蕾が開き、「成長」や「スタート」というイメージのある季節ですので、それを上手に入園の祝辞に盛り込むことが一般的です。

入園式のスピーチは、子供たちの心を掴むような書き出しが好まれます。スピーチの内容は、幼稚園とはどのような場所かという説明や生活目標などを話して、お祝いの言葉も添えてまとめるわけですが、やはり楽しい場所だという印象を与えることが大切です。ですので、出だしの例文としては、「こんにちは！みなさんは遊ぶのが好きですか？」と、つい子供たちが座席から「ブランコ！」「お絵かき」と、答えだしたくなるようなはじまりが魅力的です。

実際に式典に顔を出さない場合は、その場の雰囲気づくりを気にしなくてよいため、落ち着いた書き出しの手紙で大丈夫です。例文としては「拝啓　盛春の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。この度は○○幼稚園にご入園、おめでとうございます」。また改まった間柄ではない際の書き出し例文は「まだまだ小さいと思っていた○○ちゃんが幼稚園生になるのですね。ご入園おめでとうございます」等、成長を見守るような書き出しも好感をもたれます。

幼稚園入園式の挨拶には迎い入れる側だけではなく、園によっては保護者の挨拶もあります。そういった際の書き出しの例文として「本日はこのような心あたたまる入園式でお迎えいただき、私たち保護者も子供たちも喜んでおります」といったお礼からはじまるパターンもあります。また「真新しい制服にピカピカの帽子、入園準備を進めながら、今日までの一日一日を我が子と大切に過ごしてまいりました」といった、期待感からの導入で感謝の言葉に続く流れも良いでしょう。

幼稚園への入園は、母親にとっては、成長の喜びと、心配、自分の日々の生活環境の変化と、様々な感情が芽生えている時期です。特にお祝いの挨拶のメールは、母親側にその友人から送られる場合が多いですが、そこは堅苦しくなく、母としての心境を察する文章を交えての書き出しが一般的です。「入園おめでとう。そして育児ママもひと段落だね。ホッとできるような、寂しいような、そんな複雑な気持ちなんじゃないかしら？」と、ママの気持ちを主役に書くと心が通います。

幼稚園とビジネス関係にある企業や、また上司やクライアントの子供が入園するといった、ビジネスの繋がりにおける挨拶もあります。前者における書き出しの例文としては「今年も○○幼稚園の春は、元気なお子様たちの笑顔がたくさん咲き誇っていますね」といった、幼稚園の教育方針を尊敬する内容から挨拶文を進めることもできます。また後者では「桜の色が美しい季節になりました」といった、一般的な時候からの書き出しがベストです。

幼稚園入園式の挨拶の書き出しをまとめると、手紙やメールといった書面でのものであれ、スピーチといった直接語りかけるものであれ、いずれも子供たちの成長への祝いを伝えることが大切ということです。それを軸として、春という季節的な要素を添えれば話が華やかな雰囲気になり、入園までの話を盛り込めば健やかな成長への感動を表現できます。ただ、祝辞といっても幼稚園ですので、美辞麗句にこだわりすぎず、成長を純粋に讃える気持ちで書きだしてみるとよいでしょう。

"幼稚園入園式の挨拶について、結びの言葉は書き出しの内容に沿うようなしめかたが自然です。冒頭は伝える側の立場によって異なりますが、園側から挨拶する場合は、子供たちに向けての「幼稚園生活を楽しんでもらいたい」という気持ちと、保護者に対しての「安心して送り出してください」という思いを合わせた内容がポイントです。また保護者から園に向けての結びとしては、我が子を宜しくお願いしますという内容となるのが基本です。

幼稚園入園式の挨拶でスピーチをする場合は、結びの言葉もとても重要な役割をもっています。親から離れた子供たちが不安になることなく、「また明日もここに来たい！」と思ってもらえるような内容がふさわしいです。その結びの例文としては「先生やお友達と鬼ごっこしたり、砂場でお山を作ったり、とにかく一緒にいっぱい遊びましょうね！待っていますよ」といった、子供が好きそうな遊びの具体例を盛り込むこともひとつの手法です。

幼稚園入園をお祝いする手紙では、子供の幼稚園生活が安定することへの祈りを込めた結びの挨拶も推奨されています。例文としては「○○ちゃんにとって、素敵な幼稚園生活になりますように」や、「きっと○○ちゃんならお友達がたくさんできるから、今から毎日笑顔で通っている姿が目に浮かぶようです」などがあげられます。また「落ち着いたらかわいい制服姿を見せてくださいね」といった一文でしめるのも、送り手の好意が伝わりやすいです。

幼稚園入園式の挨拶で、保護者側から送られる結びには、大切な我が子を託す気持ちが込められることが多いです。例文としては「この入園式からも、園長先生、諸先生方のぬくもりが伝わってくるようです。子供たちを温かく導いていただけると存じておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」。また「保護者も園と連携して積極的にサポートすると共に、子供のみならず親も成長していきたい考えでございます」といった協力を惜しまない姿勢をうたうのもよいでしょう。

幼稚園の入園のお祝いをメールで送る際、その結びには、子供のますますの成長を楽しみにしているという思いをもってくると好印象です。例文としては「これからどんどんできることが増えていきますね。幼稚園で書いた絵や作品など、今度、遊びに行きがてら見せてくださいね」なども使えます。また、「運動会やお遊戯会などの写真をいつか送ってくださること楽しみにしています！」といった例文は、メールならではの機能を活かしたものです。

幼稚園に入っている業者等からの挨拶では、「○○園のますますのご発展をお祈りしております」、「○○園の素晴らしい教育方針に感銘を受けておりますので、当社としても全力で応援していきたい所存でございます」といった結びの例文があげられます。また上司もしくはクライアントの子供の入園祝いには、冒頭でシンプルにおめでとうの言葉を用い、「末筆ながらお子様の健やかな成長、そして皆様のご多幸もお祈りしております」といった結びで幕を閉じる方法もあります。

幼稚園入園式の挨拶の結びについてをまとめると、まず子供に対して送る言葉ならば、希望を与えるような内容であることが必須です。またこちらの好意を純粋に伝えたい場合には、その子の成長を楽しみにしているというメッセージを結びに使います。なお、保護者として協力することの誓いや、まだまだ未熟である我が子を託すお願いの言葉なども結びに使われます。より身近な関係であるなら「今度幼稚園のお話、いろいろ教えてね」などの頼る思いを伝えても絆が深まります。

幼稚園入園式の挨拶ですが、まず園側のケースの流れでは「子供を惹きつける言葉」、「お祝いの言葉」、「園生活の話」、「入園児たちを見た喜びの感想」、「共に幼稚園生活を楽しむことの呼びかけ」といった項目を軸として話を構成するとよいでしょう。また、保護者視点から挨拶をする際には「簡潔な自己紹介」、「園の長所など感想」「入園前の小話」、「保護者と子供が楽しみにしていること」、「子供、保護者共に指導してもらいたい姿勢」、「宜しくお願いいたしますのご挨拶」といった内容で構成されています。このように、まずは自分の話したい内用を小見出しにわけて書き出してみると、本当に言いたい事が整理でき、話の流れもすっきりしてきます。また、一度挨拶文が完成したら、今度はそれを冒頭や結びなどの内容を組み換えしてみると、リズムに変化が見出せます。またさらに、その時に子供の間で流行しているアニメやキャラクターの話を盛り込んで肉付けしてもオリジナル性が出て面白くなります。ただ子供のことを話す時は「わがまますぎる」といった先入観を与えるような強い言葉は避け、「たいくつ」「つまらない」「病気ばかり」といったネガティブ要素の強い言葉も使わないようにしましょう。全体的に幸せな雰囲気にまとめられた話は、聞いている方々の共感を得るはずです。