告別式の挨拶やスピーチに使える言葉の例文や手紙・メールに使える文例

告別式の挨拶やスピーチに使える言葉の例文や手紙・メールに使える文例

告別式の挨拶は遺族を代表して喪主が行うものです。告別式とは仏式の葬儀が終わったあとに行われる出棺の儀式ですが、最近は全体的な葬式の簡略化の流れから、葬儀と告別式が区別なく行われるケースが一般的になってきています。

告別式の挨拶のポイント

告別式の挨拶は遺族を代表して喪主が行うものです。告別式とは仏式の葬儀が終わったあとに行われる出棺の儀式ですが、最近は全体的な葬式の簡略化の流れから、葬儀と告別式が区別なく行われるケースが一般的になってきています。告別式の喪主のスピーチは、参列してくれた人に対するお礼の言葉と、故人の人となりがわかるエピソードを簡単に沿えた文章が基本となります。例文を引用して原稿用紙一枚~二枚程度に納めるのが理想です。

告別式の挨拶の書き出しのポイント

喪主の告別式の挨拶は、まず「遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。」と遺族を代表してひと言お礼の言葉を言うのが基本です。「本日は、会社の皆さま、ご友人の皆さま、お忙しい中ご会葬をいただき誠にありがとうございました。」雨の中の場合は「御足元の悪い中○○のためにお越しいただき、誠にありがとうございました。」などと言います。お礼の言葉を言ったあとには深く頭を下げ、感謝の気持ちを表すようにします。

告別式の挨拶のスピーチに使える書き出しの例文

スピーチの最初は、「遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます」と言い、喪主が夫の場合は「私は故人○○の夫○○でございます。」喪主が妻の場合は「私は故人○○の妻○○でございます。」と続けます。そして、「本日は皆さま○○(亡くなった夫や妻の名前)の告別式にご参列下さり、誠にありがとうございました。」「故人は○○歳でございました。短い一生でしたが、こんなにも沢山の人達にお見送りいただき、○○も感謝していることと思います」と続けます。

告別式の挨拶の手紙に使える書き出しの例文

告別式の参列者に対しては会葬礼状を渡しますが、弔電をもらった場合も、同じく喪主の名前でお礼状を送ります。お礼状はなるべく早く送るのがマナーです。まず、故人の名前を書きます。故人の名前の書き方には、「亡父○○儀」「故○○儀」などがあります。「故○○儀の葬儀の節は、ご多忙中にもかかわりませずご丁重な弔電を賜り、誠にありがたく、厚く御礼申しあげます。」と書きます。このお礼状は香典返しの礼状とは別に送るもので、会葬礼状とも文面を変えて出すのが普通です。

告別式の挨拶の使える書き出しの例文

実際の告別式の場でも手紙でも、感謝の言葉から始めるのが礼儀です。手紙では最初に故人の名前を書き、多忙中にも関わらず弔電を送ってくれたことに対する感謝の言葉を述べます。「このたびは○○の葬儀に際してご多忙中にもかかわらずご丁重な弔電いただき、ありがとうございました」というような文章がよく引用されている例文です。併せて生前の関わりに対する感謝の気持ちや、今後もよろしく願いしますという旨の文章も書くようにします。

告別式の挨拶のメールに使える書き出しの例文

葬儀に来れなかった人から弔電をもらったら、一番いいのは直接会って口頭でお礼を述べることです。または電話をするか、ハガキか手紙を出すのが普通です。しかし、とりあえずお礼の気持ちを伝える意味でメールを使用するという手もあります。メールでは「この度は故○○儀のために弔電をいただきありがとうございました」とお礼の言葉を書きます。メールはあくまでも略儀的なものなので、あとで必ず正式に口頭でお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。

告別式の挨拶のビジネスに使える書き出しの例文

会社の会長や代表取締役などの重役が亡くなった場合に行われるのが社葬です。社葬で取引先から弔電をもらった場合の礼状は、「拝啓」から始まり、「このたびは弊社代表取締役○○○○故○○儀葬儀に際しましてご多忙中にもかかわらずご丁重な弔電をいただきまたご鄭重なるご厚志を賜り厚く御礼申し上げます」と記入します。ビジネスを続ける上で大事な相手に出す礼状なので、「拝啓」や「敬具」を入れて丁寧な文章にすることが大切です。

告別式の挨拶の書き出しについてのまとめ

弔電だけもらった場合は一般的にはお礼状を送ることになります。一般的な手紙ならば、時候の挨拶など前置きを書きますが、弔電に対するお礼状では時候の挨拶などは省くのが通例となっています。頭語や結語である「拝啓」や「敬具」は、入れても入れなくてもどちらでもいいことになっています。家族ぐるみで親しい関係にある人に出すお礼状には入れず、ビジネスで大事な関係がある人に出すお礼状には入れるなど、使い分けるようにします。

告別式の挨拶の結びのポイント

告別式の挨拶の結びでは、忙しい中来てくれた多くの参列者に対する感謝の気持ちを遺族を代表して述べます。喪主は遺族を代表する立場にありますが、故人の気持ちも代弁して、故人が生前親しくしてくれた人達に対してしっかりとお礼の気持ちを述べることが大切です。お礼の言葉は定型文でよくありがちですが、心をこめて言うと故人の供養にもなります。喪主の告別式の挨拶は葬儀の中でも重要なメインイベントなので、事前に練習しておくことも大事です。

告別式の挨拶のスピーチに使える結びの例文

告別式のスピーチの結びの例文には、「本日このようにたくさんの方々が○○のためにお集まりくださったのを目にし、あらためて○○の人柄が偲ばれるようで感慨深く、勇気づけられております。」「本日はお友達の皆さま、ご近所の皆さま、お忙しい中ご会葬をいただき、ありがとうございました。」「○○とともに心よりお礼申し上げます。」などがあります。故人を代弁して感謝とお礼の気持ちを述べてスピーチを締めるのが一般的です。

告別式の挨拶の手紙に使える結びの例文

生前お見舞いに来てくれた人には、「加療中はご丁寧なお見舞いを頂きましてありがとうございました。」「皆さまにそのご恩返しができず、故人もさぞ申しわけなく思っていることと存じます。」とお見舞いをしてくれた事に対するお礼の言葉と、「直接お伺いいたし御礼申しあげるべきでございますが忌中につき略儀ながら書中をもってごあいさつ申し上げます。」と結ぶのが基本です。最後に「喪主○○○○」「親族一同」と記入します。

告別式の挨拶の使える結びの例文

告別式の挨拶では、「未だに○○が亡くなったという事実を受け入れることができません」「これからは○○があの世から私たちを見守ってくれていると信じ家族力を合わせて生きていこうと思っております。」などと言った言葉と共に、「今後も変わらぬご厚誼を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。」と今後も引き続きよろしくお願いしますという言葉を続けます。最後に「忙しい中来場してくださりありがとうございました」と結びます。

告別式の挨拶のメールに使える結びの例文

弔電をもらったことに対するお礼のメールでは、「今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」「誠にありがとうございました。」「これからも亡き○○同様、ご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。」などと記入し、最後にメールの差出人の名前と住所を書き、その次に「喪主○○」「親族一同」と書くようにします。弔電のお礼は直接会って述べることが常識であり、メールはあくまでも略儀です。そのことも一文加えておくと良いです。

告別式の挨拶のビジネスに使える結びの例文

社葬で取引先から弔電をもらった場合の礼状ですが、最後のほうは「おかげさまで先日葬儀告別式は滞りなく済ませることができました。」と社葬が終わったことを報告し、「早速拝眉の上お礼申し上げるのが本意ではございますが略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます」と続けます。そして最後に「敬具」で結びます。手紙の一番最後には、「株式会社○○○葬儀委員長」「取締役社長○○○○」と記入し、喪主の名前と共に「親族一同」と記すのが一般的です。

告別式の挨拶の結びについてのまとめ

告別式の挨拶で大事なのが来てお焼香をしてくれた人たち、弔電をくれた人たちに対して、感謝の気持ちをしっかりと述べることです。「お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございました」、「本日はこんなにも沢山方々に会葬いただき、ありがとうございました。○○に代わって厚くお礼申しあげます。」などと深い感謝の気持ちを述べるようにします。さらに、今後も変わらぬお付き合いをしていただきたい旨も添えるようにします。

告別式の挨拶の全体的なまとめ

告別式の挨拶は重要な儀式です。本番で言葉につまらないようにあらかじめ練習しておき、なるべく簡単に、それでいて故人の人柄がわかるようなエピソードもちりばめながら文章を組みたてるのがベストです。故人のいいかたですが、「亡き父」や「亡き母」、「亡祖父」「亡祖母」などと言うのが一般的で、手紙やハガキなどでは、「故○○」「故○○儀」などと書くのが常識です。告別式では必ず多忙な中葬儀・告別式のために遠くから集まってくれた来場者に対するお礼の言葉を入れた文章を考えるようにします。また、弔電をもらった場合も同じように感謝の気持ちを伝えるようにします。社葬でもらった弔電に対するお礼状の場合は「弊社○○○○」や、「弊社○○故○○儀」などと記入するのが一般的です。弔電のお礼状では、「、」や「。」などの「句読点」をつけない体裁にするのが慣例となっています。必ずしなくてはならない訳ではありませんが、会社の上司や取引先の重要な相手などに出す場合は慣例に乗っ取ってつけたほうが無難です。また、「再三・再四」「重ね重ね」「たびたび」などの不吉な意味を連想させる二重言葉は縁起が悪いので使わないようにすることも大事です。

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