総会自治会長の挨拶やスピーチに使える言葉... | 挨拶やスピーチに使える季語・時候の言葉の例文や手紙・メール・季節に使えるPTAの文例

自治会総会は定期的に開かれる自治会ごとの会合です。年末年始などの節目の日にも開催されることもあります。自治会は会長をトップにして成り立っている組織なのが、総会が開かれるときには、たいてい総会自治会長の挨拶の言葉があります。総会自治会長の挨拶の内容はその時々によって違いますが、出席者へのお礼の言葉、自治会の取り組みについての報告や今後の活動についてなどを盛り込み、分かりやすく要点を押さえて伝える必要があります。

総会自治会長の挨拶の言葉は、定番的にきまっているものがいくつかあります。特に新しく自治会長に就任した際の挨拶には、よく言われる定番のフレーズがあるので、それを引用して自分なりに組み立てていくと簡単に文章が出来上がります。新しく自治会長に選ばれた際の就任の挨拶では、まず最初に選任してくれた人達へのお礼の言葉から始めるようにします。さらに前任の自治会会長に対してねぎらいの言葉をかけることも重要なポイントです。

自治会会長に選任された際の挨拶の例文です。「このたび、○○町の新しい自治会会長に選任されました○○でございます。」「このたび、通常総会におきまして、会員の皆様のご指名を頂き、自治会会長という大役を仰せつかりました○○でございます。」「今までは自治会副会長という立場で前任の○○会長をサポートし、自治会運営のお手伝いをさせて頂いてきました。」「新しい自治会会長として、微力ではございますが、全力をあげてその職責に邁進する所存です。」

手紙を使って自治会会長の就任の挨拶をする場合もあります。「春の暖かさを感じる今日この頃、自治会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。」「平素は自治会運営に対しまして、格別のご支援とご協力を賜り誠にありがとうございます。」「この度、自治会長の重責を仰せつかることとなりました○○でございます。お受けしたからには前任者であられました○○会長他、歴代会長さんたちが築いてこられた立派な業績を目標に頑張る所存でございます。」

自治会会長の就任の挨拶の手紙でよく使用されている言葉の一部です。「深緑の候、自治会会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」「先日の通常総会において、新しく会長の役職を仰せつかりました○○でございます。」「私は約5年間ほど、自治会副会長という立場で前任者でありました○○会長に、ご指導を賜りました。」「前任の○○会長におかれましては、今更ながらにその多大なる功績に対し、頭がさがる思いでいっぱいです。」

メールを使って自治会会長就任のあいさつをする場合の例文です。タイトルは「自治会長就任のご挨拶」「自治会長就任のお知らせ」などシンプルな文章にします。本文は「平素は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。」や「平素は格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。」から始まり、「この度、自治会役員総会の選任を受けて、○月○日付けで前任の○○様から自治会会長の重責を引き継ぐことと相成りました。」などと続けます。

ビジネスメールとして出す場合のよくある出だし部分です。タイトルは「自治会会長就任のご挨拶」、本文は「拝啓」が文頭に来ます。「初夏の候、貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」「初春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」「短夜のみぎり、貴社いよいよご繁栄のこととお慶び申し上げます。」「向暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」などの時候の挨拶を本文の最初にもってきます。

新しく自治会長に就任したら、自治会総会で就任の挨拶をします。挨拶では最初に「本日はご多忙中にも関わらずお集まりいただき、ありがとうございます。」と定番のフレーズを言ってから「本日○日より新しく自治会会長に就任することになりました、○○でございます。」とフルネームで自己紹介をします。自己紹介が終わったら前任の会長の労をねぎらう言葉を続けて、新しい自治会会長として頑張っていくというメッセージを伝えます。

総会自治会長の就任の挨拶をするときには、前任や歴代の会長さんたちの業績をほめたたえる言葉を添えるようするのがベストです。そして前任の会長の労をねぎらい、新しい会長としての抱負を述べます。スピーチの最後には、最初と同様に総会に参加してくれた皆様や、自治会会長に選任してくれた皆様に対するお礼の言葉を述べて締めるのが一般的です。あまり長すぎる文章にせず、言いたい事を抑えた文章にすると伝わりやすくなります。

「子供から高齢者まで、地域の住民たちが安心して住める町を作っていくために一生懸命に努力することが、この自治会に課せられた大きな使命です。」「自治会長に選任されたからには、微力ながら誠心誠意心後込めて自治会の活動に取り組んでいく所存でございます。」「終わりにあたり、会員の皆様方のご健康と、ご多幸をご祈念申し上げ、就任のご挨拶とさせて頂きます。」「本日は忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。」

手紙を使用して自治会会長就任のあいさつをする場合の、最後の結びの部分です。「自治会会長の大役を仰せつかったからには、日ごろから地域のことを第一に考え、暮らしやすい街、安全な街を作るために、自治体としてどういったことをしていけばいいのか真剣に考え、取り組みを進めていきたいと思います。」「私○○、微力ではございますが、誠心誠意努めてまいりますので皆様のご支援、ご協力を賜りますようにお願い申し上げます。」

自治会長就任のスピーチの結びをまとめて見ました。「本総会で新たに就任しました新役員共々、一丸となって地域のために取り組んでいく所存でございます。」「前任の○○会長、そして歴代の会長たちが作り上げてきたこの素晴らし町が末永く続くように、そして一層住みやすい町になるように、身を粉にして役職を全うしていく所存でございます。」「これにて就任の挨拶を終わらせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」

メールを使って自治会会長の就任のあいさつをする場合の結びの部分の定型文です。「かかるうえは、地域のために専心努力してまいる所存でございますので、今後ともご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。」「改めて就任のご挨拶にお伺いしたく存じますが、まずは取り急ぎ、自治会長就任のご報告を申し上げます。」「本来なら拝顔にてご挨拶を申し上げるべきでございますが、まずは就任のお知らせを申し上げます。」「○○より」

ビジネス文書として就任の挨拶状を出す場合の文末部分でよくある表現の一部です。「この度、前任の○○の後を受け、自治体会長に就任いたしました。」「新しい自治会長として全身全霊を傾注してまいる所存でございますので、今後とも倍旧のご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。」「甚だ略儀ではありますが、書中をもちましてご挨拶申し上げます。」「敬具」「平成○年○月○日」「○○自治会会長○○」「住所」「電話番号」

自治会長に選任された場合の就任の挨拶の結びは、総会で会長に選任してくれた会員たちへのお礼の言葉を述べることから始めます。そして「若輩者ですが」「未熟者ですが」などと自分をへりくだって表現してから、「地域のために精一杯頑張っていく決意でございます。」などと会長としての今後の抱負を述べます。次に「これからも支援のほどよろしくお願い申し上げます。」と会員へのサポートのお願いのメッセージも添えるようにします。

総会自治会長の新会長のスピーチでは、会長に選ばれたことに対するお礼の言葉と、歴代会長たちが築きあげてきた業績をたたえる言葉を言うようにします。そして今後自治会を運営していくうえでの指針を示します。また、自治会会長の就任のあいさつを手紙やハガキなどでするケースもあります。手紙やハガキの場合は、書き出し部分は「初夏の候」「入梅の候」「晩秋の候」「師走の候」「残暑の候」などと時候の挨拶から始めるのが習慣となっています。その後に「貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」「皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」などと続けます。文末では「末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」「後日改めてご挨拶に伺いたいと思っております。」などと直接会って挨拶をしたいというメッセージを込めるようにします。今はメールで会長就任の挨拶をするケースも多くなってきています。メールではタイトルを分かりやすく入力し、本文も簡潔なものにするのが理想です。そしてメールにおいても「取り急ぎ就任のご報告をいたします。」と略儀であることを告げて、都合がついたら会って就任の報告をしたいという旨を伝えるようにします。